シンポジウムまとめ・講話   


1 市民希望者31人のワークショップまとめ        
           ―保存と活用について―
                                平成30年2月17日

1、保 存

1 市民の意識・関心を高める。ボランティアを募り、組織化する。
                                              ′r
 (1)保存の意義・目的を明確にして、市民に周知し、共有化を図る。
   ・会員の増大 ・山荘見学会をする

 (2)ボランティアを募り、組織化する。
2 管理・所有権を取得する方策

 (1)市民運動を盛り上げ、市長・議員等に働きかけ、市が購入するようにする。

 (2)市と企業で購入

 (3)持主(貝島氏)よりの寄贈・譲渡

 (4)文化財として

 (5)その他、維持管理費

2、活 用

1 観光資源としての活用

 ・テーマパーク(貝島の)として

 (1)集客のためには
  
   ①ストリー化…○○○
   ②レインボーのミュージカル
   ③メディア・SNSの活用
    ・ NHK大河ドラマ、又は朝ドラ        (写真:シンポジウムで班別発表)
    ・ロケ地として活用。映画を作る
    ・ネットの活用                 
    ・インバウンド対応
    ・インス夕映え
                           
 (2)広域的視点
   ①観光ルートをつくる
    ・観光振興拠点として活用・・・〇〇○  
    ・筑豊ご三家の観光ルート
    ・伊藤伝衛門邸や田川の石炭資料館との連携等広域ルートとして位置付ける・・・○○○
    ・貝島石炭産業の歴史を活用し、脇田温泉・トヨタと共に観光ルートに取り組む
     (トヨタ見学者の1割でも周遊)。

 (3)山荘の資源力の活用
     ・観光施設として活用→人に来て欲しい・ ・ ・○○
     ・竹林・梅林・池・奥の遊歩道の活用の名所化
     ・茶会
     ・花見
     ・ゲストハウスとして活用(トヨタ九州・企業。民間の)
     ・建物・庭園等文化財を活用した見学やツアーを実施

 (4)条件整備
  ①物的
   ・石炭記念館の移転・・・○○○
   ・飲食物(有名店)・物産展・・・○○○
   ・駐車場・トイレ・レストラン 
   ・軽食・売店(貝島お土産)
  ②人的
   ・ガイドの育成(案内ボランティア)

2 市民の活用・憩いの場として活用
   ・公園・遊園地(家族)‥・〇〇〇
   ・季節の行事、四季の花、わらび狩り・庭・春の梅の花、秋の紅葉見学ができるように。
     →家族連れ・憩いの場・・・○○○
   ・地域の人々に開かれたものとする
    (茶会・ファッション・展示会場・催し物・俳句の・花の会・踊りの会等)
   ・部屋をブースに分けて活用

3 市民・子どもの炭礦遺産についての学習の場として活用

 (1)歴史と伝統を守る人を多く作る教育
   ・市民・子供の学習の場に→貝島炭礦の理解を深める見学コースをつくる
   ・貝島炭磯の人物伝を創って偉業を伝える
   ・地域の歴史・伝統を守る人づくりが重要

 (2)子供たちに歴史と伝統を守って欲しい
   ・地域各小学校の遠足・・・○○○
   ・小学生の教材へ石炭の利用
   ・社会見学コース
   ・石炭の利用についての教育
   ・石炭資料の展示
   ・小学生の社会見学先としての石炭記念館に来て頂くようにする
   ・教科書(小学校のテキスト)をつくる

4、その他
   ・船着き場の活用
   ・写真展
   ・市民に開放
   ・能舞台
   ・出光佐三のふるさと「共同学習」



2 「蔵内邸」(築上町)の管理・運営

                                   担当者 高尾栄市氏

①オープンして5年目
②ドローンで山荘がよくわかった。蔵内邸は田園の中の大邸宅である。
③原田会長の言葉で、この運動の原点を知ることが出来た。
④蔵内邸と貝島百合野山荘の大きな違いは、
 ・邸宅の位置:貝島山荘は炭鉱の場⇔蔵内邸は、田園の中
 ・蔵内氏   :昭和14年には、古川工業に売却して炭鉱から鉱山に移行
⑤一億円の寄付の申し出
 ・三洋信販の会長で以前蔵内邸に行ったことがある方から、蔵内邸保存の
  ため、一億円を寄付するとの申し出あり。→町では、いろいろ意見があっ
  たが、町長がせっかくのご好意に応えようと決断し、文化財保存という形
  で、町が活用することになった。
   この1億円がなかったら、裁判所の競売で誰かが買うことになっていたと思う。
⑥購入内訳
 ・一億円の寄付の内8000万円で購入、2000万円を基金として残す。
⑦初期投資
 ・8400万円(3000万~1500万が浄化槽費)
⑧活用の方針
  ・文化財の本質的な価値を変えないで運営しよういう方針で出発
   文化財としての価値はどこにあるのか‥邸宅と庭のマッチにある。
   すなわち、お客を迎え、くつろいでもらうための邸宅であらた。
  ・何が貴重なのか、どこが重要なのかをよく考え、その時その時の人が、
   都合の良いように利用するだけのものにしない。
  ・具体的には  
    〇月に一度はイベントをしている
     ・ひな祭り3000体のお雛様
     ・端午の節句
     ・秋の茶会
    ○周りの山並みの景観
    ○掲示の書・画を見てもらう
    ○お茶の販売
    ○部屋からの美しい優雅な眺めを味わってもらう 
(写真:当庭園の「庭園ガイド」から)
⑨参観者
  ・年間23000人程度の参観者で落ち着いている。
  ・レストラン等は難しいと思う。
⑩運営資金
  ・庭の手入れ等の維持経費500万
  ・人件費・ ・臨時職員扱いで毎日3~4人で回している。
  ・300円でお茶とお菓子
  ・1日6300円の人件費
  ・年間800万円の収入あり
  ・重要文化財になると修理費のみ費用が出る
   文化財にするかしないかもよく考えることが必要
   文化財になると自由に使えない
⑪今後は
  ・国の重要文化財指定を目指し、未来永劫に残るようにしたい
  ・蔵内邸から何を学ぶかが大切、癒しの文化、茶の文化、迎賓接客の文化を
   若者や外国人にどう伝えるのかが課題
  ・近代産業遺産の連合体としての側面からのアプローチも必要。
  ・前人の歴史があって今の自分たちがある。これが残すキーワードである。
  ・いろんな立場の人がそれぞれの立場で活用を考えることが大切。
⑫貝島百合野山荘について
  ・貝島百合野山荘は、個性的な貴重な遺産と思う
  ・歴史を語る遺産、貝島百合野山荘が何を語っているのか?
   その中で建築や庭園がある。

          





                               平成3年4月14日 シンポダウムにおいて
3 「伊藤伝右衛門邸の保存を願う会」とは
                                      前事務局長 松岡昭氏

①署名活動・・ ・28000余人(壊されるという危機感もあったので、短期間で集まった)
②募金活動‥・
③事務局は文化連盟と商工会議所
④保存活用は、観光を目的に
⑤麻生知事への嘆願とアドバイス
  小野としこ氏?や宮島たまき氏?が知事に嘆願書提出、
  知事より観光施設として活用とアドバイスを頂く
  現在は国の重要文化財指定も視野に入れている
⑥運動を高めるために、林真理子講演会の実施、1200名の参加、講演料は寄付して頂いた。
⑦幸袋製作所より、4億5000万の提示だった。
   飯塚市が建物を除いて1億5000万で購入
  資金調達内訳
    ・まちづくり交付金・・・・・2分の1で7500万円
    ・宝くじの資金・・・・・6000万円
    ・地方創生・・・・・・
    ・市より・・・・・・2300万円           (写真:伊藤伝衛門邸 飯塚観光協会から)
⑧平成19年4月28日に式典→
   一般公開(九州観光推進機構へPRの協力依頼願い)
   年間3万人の予定だったが、1年目は23万人の入場者あり。
   最近は、5~6万人の入場で、TV放送の時は32万6000人の入場者
⑨飯塚ボランティア協会がお土産。加工品を作っている
⑩ショップには白蓮の品がある
⑪貝島百合野山荘について

 ・高宮の貝島邸の例
 ・文化財として活用するのか
 ・生涯学習の場として利用するのか
 ・遊歩道としての利用
 ・レストランを作ることも‘できる
 ・2ヘクタールの広さが魅力

    






 
 
 
 中央の植樹記念碑を挟んで、左が伊藤博文候、右が井上馨候のご来臨記念碑